−購入

カウントダウン・ヒロシマ

カウントダウン・ヒロシマ

「運命の瞬間に秘められた人間ドラマ。
真実だけが持つ迫力に圧倒された」
――児玉清氏(俳優)
日米の関係者に徹底取材を刊行した迫真のドキュメンタリー

どちらの立場にも寄らず、ただそのときまでの時間を丹念に追ったドキュメンタリーという点に惹かれて購入。執筆と翻訳が平行して行われ、日米英、ほぼ同時出版のようだ。感想




麦ふみクーツェ (新潮文庫)

麦ふみクーツェ (新潮文庫)

喜びも
悲しみも
つらぬいて
鳴り響く、
圧倒的祝福の
音楽。
坪田譲治文学賞受賞作

この作家の本は単行本の形で持っていたいと思わせる。内容が好きだからという理由ではなく、本の醸し出す雰囲気が文庫よりも単行本が似合っているという印象。
文庫も可愛いけどね。




ポルノ惑星のサルモネラ人間―自選グロテスク傑作集 (新潮文庫)

ポルノ惑星のサルモネラ人間―自選グロテスク傑作集 (新潮文庫)

コチコチの
脳みそを
爆砕するぞ!
天才・筒井の異次元ワールド全開!!

10代の頃は筒井康隆の短編をよく読んでいたが、成人してからは読まなくなった。全集も半分集めて止まっている。絶版になっているので、今思えばちゃんと最後まで買えば良かったと。当時は星新一筒井康隆という流れの子供が多かったっけ。
自選傑作集シリーズとしてはホラー、ドタバタに続いての第三弾。ホラー、ドタバタは二分冊だったが、グロテスクは1冊のみ。グロテスクな作品も多いと思ったが。
収録されているタイトルを見ただけでは物語が思い出せないということは、未読のものばかりなのかもしれない。いまだに思い出すと気持ち悪くなる「蟹甲癬」が入っていないということは、あれを上回るグロテスクが展開されているのか。
小説をイメージしたコレクションフィギュアも発売される。




ハルビン・カフェ (角川文庫)

ハルビン・カフェ (角川文庫)

「現代ハードボイルドの
理想型を実現した
驚くべき偉業」大森望
第5回大藪晴彦賞受賞

出版当時話題になり、内容にも興味があったがハードボイルドという文句に二の足を踏んだ本が文庫化されたので購入。みっしり詰まった文字群にぞくぞくする。

  • ところで、角川文庫の夏の100冊を2冊買うともれなくブックカバーがもらえる。何点かほしいものがあるが、防水仕様ということでビニール系の素材のようだ。「夏だから」ということらしいが、しかしカバーとして使っていると夏だから汗や水蒸気で表面に水滴がついてきそうだ。


透明な一日 (創元推理文庫)

透明な一日 (創元推理文庫)

「お父さんの時間は、止まっているの」
記憶の彼方に封印された、
たった一つの真実を求めて
前向性健忘の研究者をめぐる、驚愕と感動の物語
『金のゆりかご』『恋愛函数』の
著者の、もう一つの代表長編

記憶障害系ミステリ。こちらも何となく興味のあった作家なので購入。

  • ところで、時々どういうシステムになっているのかと不思議に思うのは、本書のように単行本の出版社(この本の場合は角川)とは別の出版社が文庫を出すことがあるのは何故なのだろう。