−購入

(上)
全世界で1200万部突破! 世紀のベストセラー
12世紀のイングランドを舞台に繰り広げられる
波瀾万丈の、壮大な物語。
何度読んでも滅法面白い「夢中本」の最高の宝。
――児玉清(俳優)
(中)
大聖堂建立の日がやってきた。
が、陰謀によって街が焼き討ちに!
帯の推薦じゃ、もどかしい! 売り場にたって、片っ端から
押しつけたい面白さ!! ――喜国雅彦(漫画家)
(下)
物語は感動のクライマックスへ!
『大聖堂』を読めば、イギリスが理解でき、歴史が理解でき、
人が理解できる。  ――養老孟司(本書「解説」より)

  • 昔、新潮社から文庫で出たものが版元が変わって再版。新潮文庫で出た際も鳴り物入りで、結構評判になったと記憶する。が、既に絶版。面白いとされる小説が、こうしてまた再版されることは喜ばしいことであるが、面白くても売れなければ絶版になるわけで、こうして装いも新たになると購買意欲をそそられて手が伸びるわけだが、やっぱりいずれは絶版になるわけで、出版された本の鮮度というものは面白いものだなあなどと思いながら、複雑な気持ちでもある。
  • とりあえず絶版になる前に買っておかなければならない、という気がして、ますます積み本が増えていくわけだ。
  • 帯の推薦文も二人。解説を書いている養老孟司を入れると三人。力が入っている。翻訳系文庫の値段が高くなり続ける昨今、新潮版と変わらず据え置き価格なのはありがたい(下巻など、むしろ値下がり)。


廃墟ホテル (ランダムハウス講談社文庫)

廃墟ホテル (ランダムハウス講談社文庫)

廃墟に
蠢く
怪しい影
かつでの豪華ホテルに
封印された痛ましき過去が
都市探検車たちに
襲い掛かる!

  • 廃墟を探検中にその建物に隠された秘密に触れて……。閉所恐怖のけがある自分にはたまらない設定。
  • なんだかんだで、ランダムハウス講談社文庫を毎月一冊は買っているということは、自分の好みにあった系統の文庫ということになるのだろうか。


夢見たものが現実となる場所
並ぶものないSF作家が贈る
本邦初訳作を含む傑作5編を精選
日本オリジナル短編集

  • マーケティング的にも過去の掘り起こしというのは大事だな。出し方一つで売れ始める。そうして、エドモンド・ハミルトンが日本で紹介され始めた当時でさえ翻訳されていないものが、日の目を見る。


あらしのよるに(1) (講談社文庫)

あらしのよるに(1) (講談社文庫)

映画も話題 ついに文庫化!
挿絵全点描下ろし
僕にとってのメイとガブは、
国であり、民族であり、宗教であり、恋愛であり、
本来この地球上に生を受けた
あらゆるものの姿である。――――演出家宮本亜門

  • あらしのよるに』『あるはれたひに』『くものきれまに』のシリーズ三作を大人向けに再編集した合本。以前から読んでみたかったが、全部買い揃えるのは躊躇われていたので助かるなあ。
  • どうでもいいが、この帯の文句はたいへん鬱陶しい。


時代小説傑作選 江戸の満腹力 (集英社文庫)

時代小説傑作選 江戸の満腹力 (集英社文庫)

蕎麦、初鰹、おでん
…等々
多彩な献立で
描かれる
江戸の世に生きる
人々の悲喜交々。
美食家も大食漢も
大満足の傑作8編を収録。

  • 時代小説のアンソロジーで、食をテーマにしているのが面白そうで購入。しかし、8編中3編は既読であった。そのうちの一編、乙川優三郎の「小田原鰹」はとても好きな短編である。