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空の中

橋本大二郎
高知の空の突き抜ける青さ――。
高知の言葉で交わされる会話――。
故郷を知る有川さんならではの
味わいがある。
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恩田陸（作家）
オトナの話なのに児童文学、
ＳＦでサイコ、しかも感動作。
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第10回電撃小説大賞
［大賞］受賞作作家
有川浩　待望の第２作！

　え、「橋本大二郎」って、あの「橋本大二郎」？　高知県知事の？　ポマード橋本の弟の？　そうだよな、帯に「高知」「高知」言ってるもの。恩田陸のように（）の中に「高知県知事」って入っていないのは、裏金疑惑で辞任勧告が出て辞職して、出直し選挙中だからだな。いやそれはともかく。電撃文庫ではなく、ハードカバーで出しているところ、なんとなく期待感が高まる。

漆黒の王子

砂の城の哀れな王に告ぐ。
私の名はガネーシャ。
王の側近と騎士達の命を握る者。
要求はひとつ。
彼ら全員の睡眠を私に差し出すこと。
眠ったまま死に至る奇妙な連続殺人事件。
ふたつの世界で謎が交錯する
超本格ミステリ！

　第22回横溝正史ミステリ大賞受賞第一作。ファンタジーかと思いきやミステリ？　あらすじだけを見ると、ファンタジー。電撃っぽい感じ。２段組400余頁は読み応えありそう。謎めいて面白そうな匂い。装丁は美しい。カバーと本体と。しかし帯の黄色はちょっとどうかと思うけど。暗い色調だから目立つようにか？→感想